何が「違反」か...具体的な指摘なく
「本人確認」は10月30日まで終わらず、売上金6012円分が申請期限を過ぎて失効したという。ただ、同31日になって本人確認が完了すると、「私本人の売上金として返還されました」としている。
判然としないのは、「本人確認」を突然求めるようになった理由だ。「本人確認書類ご提出のお願い」という運営からの通知には、以下のように書かれている。
「メルカリでは、不法行為や規約違反行為等の対策を行っております。誠に恐れ入りますが、該当のアカウントは調査と確認のため利用制限をかけさせていただきました。皆様により安全にご利用いただくための対策となっておりますので、何とぞご理解いただきたく存じます」
具体的に「不法行為や規約違反行為等」があったのかといえば、「しろくま」さんは「具体的な(違反の)指摘は受けていませんし、その件を質問しても回答は得られませんでした」と話す。
こうしたメルカリの対応に対し、「しろくま」さんは、「利用者に対する扱いが乱暴。問い合わせ窓口がメールしかなく、2日程かかって届く返答も的外れだし、埒が明かない。だんだん疲れてきて、もうメルカリの事を考えたくない気持ちになってきました。無駄に神経をすり減らし、時間を使いました。とにかく、色々と雑過ぎるのです」と精神的に疲弊している様子で話している。