年上の女性を狙って「パパ活」ならぬ「ママ活」をしようとしたとして、福岡県内の男子高校生(17)が補導されて、ネット上では驚きの声が上がった。
一方、「#ママ活」などで検索をすると、女性からという投稿が次々に見つかると、ツイッター上などで話題になっている。どんな実態なのだろうか。
「癒し」「夫への不満」など理由に挙げる
「福岡 17さい ままかつしたい#ママ活募集」。報道によると、男子高校生は2018年9月下旬、ツイッターにこんな書き込みをして、筑紫野署員の目に留まった。男子高校生は、身分を隠して会った署員に「2時間カフェでまったり会うので7000円」と条件を付けたという。
このニュースを11月5日に各紙が報じると、ツイッター上では、「ママ活」をしようとする女性らしき投稿も相次いでいるとの指摘も出た。このツイートは、1万件以上もリツイートされるほどの反響を呼んでいる。
「ママ活」アカウントを調べてみると、ある1人は都内在住の20代後半のOLだという。この投稿者は、自分より年下のイケメンを金銭面で支援するためにツイッターのアカウントを作ったといい、11月に入って、顔次第で条件にも応じるとして、ダイレクトメッセージを募っていた。「ママ活」をする目的は、癒しを求めているからだとしている。
また、40代の主婦だという投稿者は、非日常を求めてイケメンの面倒をみたいとし、お買いものや食事に付き合う男性を募集していた。ダイレクトメッセージでやり取りし、何人もの男性と会ったことをその都度報告していた。9月上旬も、たくさんの男性から連絡があったと明かし、そのうちの1人とデートするという。夫が不倫し、離婚調停をしているといい、その不満もあるらしい。
「ママ活」女性は、男性のターゲットを絞る傾向?
「ママ活」中の女性というケースでは、男性からの申し込みが続々来ているとするツイートが多いようだ。
都内在住の30代の既婚者という投稿者は、募集すると100人前後の男性から申し込みがあるといい、毎週のように「ママ活」していると明かしていた。また、20代後半という投稿者は、イケメン大学生相手に十数万円を支払ったこともあるとし、週刊誌などのインタビューにも応じたことも報告していた。
一方、ツイッター上で「#ママ活」などで検索してみると、男性からとみられるアカウントや投稿も見つかる。「ママ活始めました。22の男子大学生です」「都内大学生です! 今年20になりました。 お小遣い欲しいのでママ募集します」といったものだ。
ただ、イケメンぶりなどをアピールしている投稿も多いが、女性からという投稿に比べ、申し込みが来ているという報告はあまり見られなかった。
背景には、「ママ活」をしようとする男性と女性の間に、考え方のギャップがある可能性がありそうだ。「ママ活」を支援するアプリを見ると、身元の確かな有名大学生を主に紹介している。女性は、男性のターゲットを限定する傾向にあるらしい。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)