区「今後については検討しているところです」
確かに、東向島児童館分館のホームページを見ると、「すくすくルーム」については、「整理券1枚につき、保護者1名・お子さま2名まで入室可能です」と明記してあった。
熊田曜子さんのブログは、ツイッターやネット掲示板などで大きな話題になり、児童館の対処について、様々な意見が書き込まれている。
熊田さんに同情的な声としては、「走り回る子どもが3人ならまだしも、1人は乳児だよね...」「融通がきかない」「これで少子化対策やってますとか言われても」「ルールが子沢山に優しいものに変わってほしい」といったものがあった。
一方で、「何かあった時親がパッと動けるほうが安心」「ルール守れよってだけじゃない?」「むしろ施設側がキッチリ配慮してていいと思う」「自分の子ども・他の家の子供の安全を考えれば仕方がないと思う」などと児童館の対応を理解する声も多い。
墨田区の子育て政策課は11月5日、J-CASTニュースの取材に対し、大人1人なら子供2人と制限している理由について、こう説明した。
「施設内が狭いので、安全面を考慮してやっています。乳児から走れる子供までいますので、ぶつかったりすると危険だからです。スタッフもすべての子供を見切れませんし、1人OKするとほかの保護者にも言われてしまいます。抱っこひもでもダメなのは、親が自由に動けないこともあります」
入場制限は、過去に問題があったからというわけではなく、管理を委託している事業者と相談して決めたそうだ。
ただ、区には、「多くの子供がいる家庭はどうなんだ」「児童館は誰でも利用できるのに制限とは」といった声も寄せられているといい、同課では、「今回のことがありましたので、今後については検討しているところです」と話している。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)