「謝るときに馴れ馴れしい言葉はダメだろ」――。タレントの坂上忍さん(51)がテレビ番組で口にしたこんな持論に、インターネット上で「どの口が言う」とのツッコミが寄せられている。
坂上さんといえば、司会をつとめる情報番組「バイキング」(フジ系)での謝罪の姿勢が、過去にたびたび賛否を呼んできた。それだけに、今回の発言を「ブーメラン」だと皮肉るネットユーザーが出ているのだ。
「ちゃんとした謝罪は『すみません』」
坂上さんが冒頭のような「謝罪論」を口にしたのは、2018年11月2日の「ダウンタウンなう」(フジ系)でのこと。
この日の放送では、タレントたちが居酒屋で語り合う番組の人気企画「本音でハシゴ酒」に、ミュージシャンの尾崎世界観さん(33)、フジテレビの山崎夕貴アナ(31)がゲスト出演。レギュラーの坂上さん、「ダウンタウン」の2人と赤裸々なトークを繰り広げた。
その中で山崎アナは、他人の「謝り方」について、
「私あのなんか、『ごめんなさい』っていう人が嫌いで...。『すみません!』って言ってほしいんですよ」
との持論を展開。これに坂上さんは、「あ~、それ、分かる」と共感を示す。
さらに山崎アナが「ミスしたときに、茶目っ気出して欲しくなくて」と続けると、坂上さんはどこか真剣な口調で、
「俺も、謝るときに馴れ馴れしい言葉はダメだろって思っちゃう。ちゃんとした謝罪は『すみません』」
と語っていた。
こうした坂上さんの意見に、山崎アナは「はい、そうなんですよね」と何度も頷く。ただその直後、尾崎さんが「僕はそれ、全く気にならないですね」ときっぱり否定。周囲からは大きな笑いが生まれ、酒席の話題は次へと移った。