消費増税が追い風になるか?
二強以外はどうか。楽天ポイントカードは、楽天が提供する各種アプリに搭載されていて、QRコード決済「楽天Pay」のアプリ上でも使える。ちなみに楽天は11月1日、KDDIとの業務提携を発表。その計画には、楽天の加盟店網を利用した決済サービス「au PAY」(19年4月開始予定)もあり、もしかするとauユーザーが楽天スーパーポイントを貯める場面も増えるのかもしれない。
一方で、イオンの「WAON POINT」や、JR東日本の「JREポイント」など、スマホに対応していないものも依然としてある。また、チェーンでない中小店では、資金面から、従来のスタンプカードなどを使い続けることもあるだろう。財布が薄くなるまでには、まだ時間がかかりそうだ。
そんなポイントカードとスマホの関係だが、追い風になりそうなのが、19年10月に予定されている10%への消費増税だ。政府は増税分の2%について、キャッシュレス決済を条件に、ポイントでの還元を検討している。消費者がメリットを受けるには、クレジットカードやICカード、QRコードでの支払いが必要となる。クレカは別だが、スマホの電子決済を使うのであれば、ポイントカードも1台で済ませたいと考える人は多いのではないだろうか。