「ネットでバッシング起きていたから発言した」
これに対し、玉川氏は、「非常に極限状況の中で取材するわけだから、すべて成功するとは限りませんよ」と指摘し、安田さんがミスを犯したとしても、自己責任だから助けなくていいとバッシングするのは間違っているとした。
橋下氏は、玉川氏のこの意見には同意したが、安田さんについては、政府に対する言い方などに問題があったからバッシングが起きたと述べた。そして、日本のジャーナリストは、自分たちのことをもっと考え直さないと国民の支持は得られないと断じた。
番組に出演したタレントの高木美保氏は、英雄発言について、「玉川さんは、フライングだったと思う」と指摘した。安田さんの会見などを聞いてからでないと、かえってバッシングを助長してしまうという理由からだという。
この指摘について、玉川氏は、「ネットでバッシング起きていたから発言した」と釈明した。ただ、「逆に、安田さんを苦しめているなら、フライングは真摯に受け止めたいと思う」ともした。
放送後には、玉川・橋下両氏の発言のどちらが支持できるかなどについて、ツイッター上などで様々な意見が出ている。
玉川氏に同情的な声としては、「華やかな成果ばかり追い求めて基礎を蔑ろにすれば、結果的に全てがダメになっていく」「安田氏の態度が悪いから国民が支えたくならないとか何なの?」といった書き込みがあった。一方、橋下氏を支持する向きとしては、「ジャーナリストってだけで周りに迷惑かけても英雄視されるってすごい特権だと思っちゃうよ」「特別な存在だと思ってるから、 英雄として迎えようって言ったんだろう?」との声が出た。
また、番組についても意見が出ており、「玉川氏の弁解ヒアリング会みたいになってる」と冷ややかな指摘もあった。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)