「今回僕達は渋谷ハロウィン企画を自粛し、渋谷で何か出来る事は無いかと考えホスト50人でゴミ拾いだけ早朝行ってきました。ホストに言われるのも腹立つと思いますが、遊ぶなら大人の遊びしようぜ。ポイ捨て、痴漢、犯罪行為。ダサいよ。のし。」
これは歌舞伎町のカリスマホストとして知られ、「AbemaTV」にも出演している一条ヒカルさんが、2018年11月1日にツイートした内容だ。投稿では白いスーツに身を包んだホスト集団が、渋谷でゴミ拾いをしている様子が公開されている。ホストのイメージとはかけ離れた光景だが、一体どういうことなのか―――。J-CASTニュースは1日、ホストクラブ11店を運営するホストグループ「group BJ」を取材した。
「渋谷ハロウィン企画」を急遽中止、ゴミ拾いへ
一条さんは、「group BJ」の店舗「club Classy」、「BLACK DIAMOND CLUB」、「CLUB ARTIST」の社長を務めている。「group BJ」の広報担当者によれば、ゴミ拾いは各店舗の責任者を含む30~50人ほどのホストが参加し、1日深夜3時から6時ごろまで約3時間行ったという。
実は31日は「group BJ」各店舗の休業日。店は開けず、昨17年同様、道行く人にシャンパンコールを体験してもらったり、好きなタイプを聞いたりするなどの「渋谷ハロウィン企画」を行う予定だったという。しかし連日のハロウィン騒動や渋谷区長の会見を受けて、企画は「自粛」する形となった。一般向けには、29日15時に「group BJ」のツイッターで告知している。
「10月31日(水)22時~を予定しておりました、ホストTV(編注:インターネット動画「HOST-TV.COM」)様のgroupBJ渋谷ハロウィン企画ですが、渋谷でトラブルが相次いだ事、及び渋谷区長からの自粛の会見を受け、安全を第一に考え、協議の結果、企画を中止とさせていただきます」
ハロウィン企画の中止を受けた「group BJ」は、「来年は企画をしたい」「せめてゴミ拾いだけでもしよう」という思いから、有志のホストを募ってごみ拾いを実践したという。