ライバルに研究材料を提供する側面も
日本の女子柔道は世界でもトップレベルで、特に軽量級には東京五輪のメダル候補がズラリと顔をそろえる。練習相手に事欠かないが、一方でその練習相手は東京五輪でビロディド選手の強力なライバルとなる。日本を練習の拠点とすることは、つまりは最大のライバルに研究材料を提供するということになる。
そのリスクを背負ってまでも、来日するビロディド選手の覚悟は相当なものだろう。
この日、マネジメント会社を通じてビロディド選手は「柔道の母国日本で、競技に専念できる環境を整えてもらいました。これをモチベーションに、私の母国はウクライナですが、日本でも様々な形で活動できればと考えております」とコメントした。