自然環境と飼育環境の違いや、輸送中の体力の低下も関係?
水族館では、過去に何度かマンボウが死亡したケースがあり、2016年に公開したマンボウは1週間ほどで死亡してしまった。水槽のサイズが小さいため、大きくなると、ほかの水族館に移すなどの対策はしている。
マンボウが何度も死亡していることについて、サンシャイン水族館では、次のように説明した。
「過去、何度か亡くなっているマンボウにつきましては、自然環境と飼育環境の違いや、輸送中の体力の低下などがあげられますが、根本的な原因はわかっておりません」
マンボウの飼育は約30年にわたるというが、「マンボウの生態が解明されていないため、手探りでやっています」と話した。
マンボウは、フグの仲間で、体長は最大で3メートル以上にも育つ。上下に背びれと尻びれがあり、卵のようなユーモラスな姿が特徴だ。温帯、熱帯の海に広く分布し、クラゲなどを捕食している。日本でも、定置網漁などで捕獲されることがある。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)