野球解説者の金村義明氏(55)が、プロ野球ドラフト会議について「日本ハムは吉田輝星君を指名すると思う」と予想した。
夏の甲子園で準優勝した金足農業の吉田投手は、ドラフト直前で「1位指名球団なし」とも報じられたが、裏を返せば競合なしの「一本釣り」ができる可能性もある。
「僕の個人的な予想ですけど...」
2018年のドラフト会議は、大阪桐蔭の根尾昂内野手、報徳学園の小園海斗内野手という、貴重な遊撃手の逸材2人に1位指名が集中する可能性が高い。特に巨人は24日、球団事務所での会議後、長谷川国利スカウト部長が「どんなことがあっても1位の入札は根尾君」と強固な意思があることを明言している。
10月25日のスポーツ紙6紙(日刊スポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、サンケイスポーツ、デイリースポーツ、東京中日スポーツの6紙)による各球団ドラフト1位予想を見比べても2人に集中。巨人・ヤクルト・中日が根尾、広島・ソフトバンク・オリックスが小園、ロッテが大阪桐蔭の藤原恭大外野手で、全紙一致している。阪神・楽天も根尾か藤原のいずれかという見立てだ。
一方、甲子園を席巻した吉田の名前はあまりあがってこない。24日には「1位指名なし」の可能性も浮上していた。だが金村義明氏は、25日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、
「僕の個人的な予想ですけど、日本ハムは吉田君にいきそうな気がするんですよね」
と自信ありげに発言した。理由は近年の「強行指名」にある。
「日本ハムは、菅野(智之)が、原辰徳さんの甥っ子が、『巨人しか行かない』と言ったのに指名する。大谷(翔平)が『メジャーに行く。絶対に日本球界は行かない』と言ったのに指名し、何度も通って入れてしまうという球団ですから」