歴代会長も「使えなかったわけではない」ようだが...
一方で、事情を理解しようとする向きもあり、「今まで必要性が薄かったんでしょう」「情報漏れないから紙でよい気もする」との声が出ていた。
経団連の広報本部は、J-CASTニュースの取材に対し、執務室にパソコンが初めて設置されたのは事実だと認めた。
その理由については、「中西会長がデジタルトランスフォーメーションを主張していますので、パソコンを設置して仕事をしたいということだと思います」とした。
それまでは、紙のほか、対面や電話での打ち合わせがメインだったという。秘密保持やセキュリティとは関係ないというが、パソコンが設置されていなかった理由やなぜメールを使わなかったのかについては、広報本部では分からないとしている。
以前の会長が自身のパソコンなどを持ち込んでいたかは確認が取れていないというが、「パソコンなどが使えなかったということはないと思います」と話した。
なお、事務局では、パソコンやメールを使っており、普通の会社と変わらないそうだ。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)