「3が付く数字でアホになる」のネタで知られた、お笑い芸人「世界のナベアツ」さん(49)の名前が2018年10月23日、一時ツイッターのトレンドに上がった。
バラエティー番組で一世を風靡してから、早10年。現在は「桂三度」の芸名で、落語家として活躍しているのだが、この転身を知らなかった人も意外と多かったようだ。
「初耳」「全然知らなかったわ」
三度さんは1991年、山下しげのりさん(49)と、お笑いコンビ「ジャリズム」を結成。98年に一時解散してからは、放送作家として活動していたが、2004年の再結成後にはピン芸人としても活躍。「イチ、ニィ、サァン!」のギャグが人気となり、08年には新語・流行語大賞の候補語に「世界のナベアツ」が入った(トップ10入りはならず)。
しかし、ピン芸人としても知名度が高まった11年春、三度さんが桂三枝(現:文枝)さんに弟子入りするために、再びコンビを解散。その後は落語家としての道を歩み、18年10月22日、若手の登竜門である「NHK新人落語大賞」を受賞した。弟子入りから7年半、本戦出場4回目での悲願だ。
今回のトレンド入りは、そのニュースがきっかけ。しかしながら、ツイッターでは落語家への転身を知らない人からの反応が多数見られる。
「全然知らなかったわ」
「落語家になってたなんて初耳」
「いつのまにか落語家になってたww」
元相方は芸能記者へ転身
かつての相方である山下さんはコンビ再解散後、「オモロー山下」に改名して、ピン芸人のかたわら「山下本気うどん」の店主となった。17年には芸人を引退し、週刊誌「女性自身」記者を経て、現在はフリーの芸能記者「インタビューマン山下」として活動している。
お笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉さんは、ツイッターでこの経緯を絡めつつ、
「えー!おめでとう。3回優勝して、アホになりますように。あと、オモロー山下からインタビュー受けますように」
と三度さんへのエールを送っている。