「彼の暴言は許されるものではありません」――。タレントのデヴィ夫人(78)が激怒している。
「彼」とは社会学者の古市憲寿氏だ。デヴィ夫人が主催のチャリティーパーティーについて露骨に茶化す発言をしたところ、夫人の逆鱗に触れた。
「一足早いハロウィンパーティーとかじゃないんですね」
デヴィ夫人は2018年10月17日のブログで、冒頭から
「社会学者って何のことですか? 訳の分からない社会学者を自称する古市憲寿氏。おそらく、ブラックタイ、ロングイブニングドレスのパーティーに招かれたことなどないのでしょう」
と不満を露わにした。そもそもタイトルが「古市憲寿氏のお粗末な発言を非難!」だ。
夫人はNPO法人・アースエイドソサエティの代表をつとめており、13日にチャリティーパーティー「第21回ザ・グランド・インペリアル・チャリティバンケット」を主催。このパーティーに対する古市氏の「とくダネ!」(フジテレビ系)での発言について、「彼の発言は到底看過されるものではありません」と猛烈に批判している。
古市氏は一体何を言ったのか。15日放送の「とくダネ!」では、同パーティーの出席者を一部紹介。数々の疑惑を告発されて日本ボクシング連盟会長を辞任した山根明氏や、元夫・船越英一郎さんに名誉毀損で刑事告訴された松居一代さん、さらに夫・川崎麻世さんから離婚訴訟を提起されたカイヤさんなどの名前が並んだ。
すると古市氏は開口一番、
「やっぱりこれ、何らかの問題を起こした人じゃないと(出席できない)」
と発言。「21年間続いているパーティーで、デヴィ夫人が毎年招待客を決めている」と伝えられても、
「あ、そうか。じゃあ一足早いハロウィンパーティーとかじゃないんですね。皆さん、なんかモンスターみたいな方が多いなっていう」
と茶化した。司会の小倉智昭さんは招待されたことがないと分かると、古市氏は
「じゃあ小倉さんはモンスターと認定されてないんですね」
と笑った。
「真の姿勢というのは、 こうしたマスコミの在り方を非難することでは...」
デヴィ夫人はこうした発言の一部を引きながら激怒。ブログでは、
「この身の程知らずの古市氏」
「誤解のないようお伝えします。彼の暴言は許されるものではありません」
と収まらない。
同パーティーについても紹介している。出席者は520人以上おり、芸能人だけでなく、国会議員や各業界の第一人者、さらにイタリアやフランスなどから26人の大使・公使を招くなどしているという。また、これまでNPOの活動で寄付してきた先として、日本赤十字社に2995万円、国際NGO難民を助ける会に3955万円、などと列挙した。
夫人は、「言うなれば、山根氏とカイヤさん(離婚問題が起きる前にご招待)を取り上げる低俗なマスコミを非難するべきです。日本のマスコミは善行はなかなか取り上げず、スキャンダルばかり取り上げる」とした上で、
「社会学者としての真の姿勢というのは、 こうしたマスコミの在り方を非難することではないでしょうか」
と諭すようにつづっていた。