メイウェザーがUFC王者との対戦へ 「ファイトマネー」は天井知らず?

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メイウェザー氏のかつてのライバルは410億円

   日本の場合、世界戦などのビッグファイトでは、テレビの放映権料が主な選手の収入源となる。ただ、ボクシングの人気が高く、30パーセント以上の視聴率を記録していた昭和後半頃に比べ、現在は高い視聴率が望めないことから放映権料は低下の一途をたどっている。

   最近では、ボクシングの世界戦が地上波で放送されないケースも多く、米国のような巨額な金が動くことはない。また、米国のようにファイトマネーが公表されることが少ないため、日本人世界王者のファイトマネーの額は正確に伝わってこない。

   日本で行われたビッグファイトでファイトマネーが明らかなのは、1994年12月に行なわれたWBC世界バンタム級王座統一戦。薬師寺VS辰吉戦は、興行権が入札にかけられたことから両者のファイトマネーが明らかに。薬師寺氏、辰吉氏のファイトマネーはともに約1億7000万円だった。

   くしくもこの日、世界ミドル級王者サウル・アルバレス選手(メキシコ)が、動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」と3億6500万ドル(約410億円)超の大型契約を結んだことを米メディアが報じた。5年間で11試合を行う契約で、スポーツ選手が結んだ契約では史上最高額という。

   アルバレス選手は過去にメイウェザー氏と対戦し敗れているものの、現在、世界トップの人気を誇るボクサーだ。ただ、そのアルバレス選手でも年間2試合をこなしたとして、ファイトマネーは100億円を超すのがやっとである。

   米国の経済誌『フォーブス』は世界のスポーツ選手の年収ランキングを毎年発表している。2018年度のランキング(2017年6月から1年間の収入)が6月に発表され、メイウェザー氏が2億8500万ドルで通算4度目の1位となった。

   来年6月までにヌルマゴメドフ選手との対戦が実現すれば、「マネー」が2年連続で世界1位となるのはほぼ確実だ。

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