阪神・井川のケースとの関係
井川慶氏は、茨城・水戸商高を卒業し、ドラフト2位で阪神入り。左の本格派としてプロ8年間で85勝をマークした。一方の菊池投手は岩手・花巻東高から西武入り。プロ1年目は2軍で過ごしたが、2年目から1軍のマウンドに上がり、通算73勝をあげている。
2006年のオフにポスティングによるメジャー移籍を表明した井川氏に対して、ヤンキースは2600万194ドル(約30億円)で独占交渉権を獲得し、同年12月に5年2000万ドル(約23億円)プラス出来高で正式契約を結んだ。
ヤンキースは井川氏の日本での実績を考慮し、ローテンションの4番手として起用した。だが、井川氏は制球難に苦しみ、ヤンキース在籍2年間で通算2勝4敗と、結果を残すことが出来なかった。
井川氏の前例があるだけに、制球に難のある菊池投手をヤンキースがどう評価するかは微妙なところだが、米メディアの予想通りにローテンションの4番手を任されるとすれば、井川氏とほぼ同様の4億円以上の年俸が予想される。