「もう何もできなくなってしまうほど、ひどい言葉」 「障がいは言い訳にすぎない」ポスターは何が問題だったか

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東京都「決して他の方に向けられたものではありません」

   J-CASTニュースは16日、今回のポスターについて東京都に取材。杉野選手のポスターに書かれた言葉は上記の記事と関係があるかについて質問したところ、オリンピック・パラリンピック準備局パラリンピック部担当者は、

「当該ポスターにある『障がいは言い訳にすぎない。負けたら、自分が弱いだけ。』という言葉は、杉野選手御本人がメディアの過去のインタビューにおいて発信された言葉を基に、競技団体の御協力・御確認の下に、東京都が責任をもって制作したものです。この言葉は、選手御自身が競技に向き合う姿勢を表したものであり、決して他の方に向けられたものではありません」

とだけ回答した。

   ただ、担当者はそのうえで、

「しかし、東京都のデザイン及び掲出方法に不適切な部分があり、複数の方から御指摘をいただきました。御不快な思いをされた方々に心よりお詫び申し上げます。また、御指摘を下さった方には御礼を申し上げます」

と謝罪。また、

「併せまして、杉野選手及び日本障がい者バドミントン連盟様には、御迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」

と杉野選手らに対しても謝罪している。

   指摘を受けての対応については、

「頂戴したお声を重く受け止め、東京駅構内の当該ポスターを撤去するとともに、『TEAM BEYOND』公式ウェブサイト内の当該ポスター画像を削除いたしました」

とのことだった。撤去作業は15日夜に行ったといい、対象は杉野選手のポスターのみで、ほか22枚のポスターはこれまで通り掲示されている。撤去の事実は公式サイト上で16日に発表している。

   今後の活動について、「『TEAM BEYOND』は、今後、展示物等のより一層慎重な制作を心がけ、多くの方にパラスポーツや選手の魅力をお伝えしていくよう努めてまいります」と話していた。

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