総裁選後の石破氏とテレビ対談
09年8月に民主党が政権を獲得すると、鳩山内閣で行政刷新相として初入閣。菅内閣の10年6月から11年1月にかけて官房長官を務め、実力者として「影の総理」の異名を取る。一方で「暴力装置」発言や、対応が賛否を呼んだ尖閣沖の中国船衝突事件が起きたのもこの頃だ。12年の衆院選で落選し、14年に政界を引退。その後もホワイト企業を認証する一般社団法人「ホワイト認証推進機構」の代表理事に就任するなど、労働環境を改善するための活動を続けてきた。
仙谷さんはつい半月ほど前までテレビ出演を続けてきた。9月23日放送の政治番組「時事放談~ワイドショー政治を叱る」(TBS)では、自民党総裁選に敗れたばかりの石破茂衆院議員と対談し、今の時代は「より正しいことを言っている方が、選挙で負ける」として、石破氏の方が政策的に正しかったからこそ負けたとの持論を展開。自民党内では、「ポスト安倍」の一番手に石破氏がなるとの見方を披露していた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)