業界・国交省の実験第4弾
利用者の減少で利便性の向上を目指すタクシー業界は国交省とともに、これまで(1)初乗りの短縮運賃、(2)事前確定運賃、(3)相乗り運賃――の実証実験を行なっており、今回の実験が第4弾となる。このうち、東京都内の初乗り運賃は従来の2キロ730円が1052キロ410円となる短縮運賃が2017年1月に本格導入され、ちょい乗り需要が増えた。このため名古屋市、福井市、京都市も東京都内と運賃体系は異なるものの、同様の短縮運賃を導入した。
全国ハイヤー・タクシー連合会は「定額運賃は地方の高齢者の通院や子供の塾通いなどが想定される。1割引きでどれくらい需要を喚起するかテストしたい。変動迎車料金も都会では需要があるはずだ」と話している。