反フェミニズムで世論分断狙う?
さらにツイッターでは、
「なんでフェミニズムって不特定多数に向けて攻撃的になるん?」
「だんだんとフェミニストが暴徒化してるなぁ 完全なテロだよね」
「頭おかしすぎでしょ? なんで罪に問われないの?」
など、いわゆるフェミニズム運動とからめて、女性を叩く声も少なくない。
海外メディアでは、これこそが動画の狙いではないか、というのがもっぱらの見方だ。あえて「過激なフェミニスト」の姿を拡散することで世論の反発をあおり、「#MeToo」運動などに盛り上がる欧米世論の「分断」「混乱」を招こう、というのである。
プーチン政権がフェイクニュースなどの流布を通じて、米大統領選に介入したとされる「ロシアゲート」疑惑は記憶に新しい。これに限らず、ロシアがネットを巧みに活用し、シリア問題などで、自国に有利なプロパガンダを広めているとの見方は根強い。今回の動画も、同様の手口ではないか、というわけだ。
「水かけ犯」のアンナさんはインスタグラムなどで、プロパガンダ説を繰り返し否定している。