ミュージシャンの平沢進さんが、ツイッターで2018年10月7日に「私のライブではサイリウムを禁止する」とツイートした。
ケミカルライト(通称サイリウム)禁止自体は時折アーティストのライブでみられる呼びかけなのだが、平沢さんは「どうしても棒状のものを振りかざしたいなら印鑑にしなさい。印鑑に」と続けた。これがファンや印鑑メーカーも巻き込んでノリノリの展開となっている。
「是非ご利用くださいませ」
ライブと印鑑という意外な組み合わせがウケたのか、ファンからはツイッターで
「『平沢』はんこ買ってきますね...!」
「ではライブ用にちょっといいお値段の印鑑買ってきます...!」
といったリプライが多数寄せられて盛り上がりをみせた。こうした動きをうけ、平沢さんは、
「シャチH△タ率が高い場合は不機嫌になる」
と、伏せ字を使いつつ、なぜか印鑑メーカーの「シャチハタ」を強く想起させる表現で言及した。これにシャチハタの公式アカウントが反応し、
「平沢進様のライブにてペンライトやサイリウム代わりになるネーム印やデーターネームEXを取り揃えておりますので、この機会に是非ご利用くださいませ」
と自社製品のアピールを始めたのだ。
これには、
「なぜコラボするんだ!?」
「中の人に馬の骨(編集部注:平沢さんのファンの通称)いるだろ」
とファンも驚いている様子だった。
シャチハタのアカウントはその後も、
「弊社では『光る印鑑』は取り扱っておりません。ライブ会場で輝くのは最高のパフォーマンスを魅せてくださるアーティスト様、それを支えるスタッフの方々、照明、そしてファンの皆様の存在だと思います」
「サイリウムの代わりに全ッ然光らない印鑑が(弊社の商品かはさておき)ライブで振られる光景ってどんな感じになるのでしょうね...」
と、平沢さんとファンの反応に興味深々の様子だった。ちなみに平沢さんのライブは、11月16日と17日に東京都内のZepp東京で開催予定である。果たして本当にどれくらいの人が印鑑を振りかざすだろうか。