創業100年を超える老舗酒造の4代目が、「かわいそう(笑)」「末っ子って、こうゆう役回りなんだよなぁ。。。」と、インターネット上で同情を買っている。
「(兄が)突然『俳優になる』と言って出ていってしまいました」「嫌々酒屋を継ぐことになったわけです」と、酒蔵を継いだ経緯を詳説した「挨拶文」がツイッターで拡散されたためだ。
神戸大学農学部に進学するまではよかったが...
挨拶文は、1893年に創業した「佐々木酒造」(京都市)の公式サイトの会社概要欄に掲載されている。
代表取締役を務める4代目・佐々木晃氏が記し、「私は男3人兄弟の末っ子で、まさか酒屋を継ぐことになるとは思っておりませんでした」との書き出しで始まる。
大学では中国文学を専攻し、家業は兄が継ぐと思っていた晃氏。だが、思い通りにコトは進まなかった。
長男は「飲んで無くなってしまうものを造るのはいやだ」として建築の道を志願。バトンは次男に渡った。
受け取った次男は、役割を果たすべく神戸大学農学部に進学。バイオテクノロジーや酒米の研究に邁進し、「着々と酒造家の道を歩んでいた」。ここまでは良かった。だが、「突然『俳優になる』と言って出ていってしまいました」というのだ。
そんな訳で、「私が嫌々酒屋を継ぐことになったわけです」と当時の心境を明かす。