子供向け人気ユーチューブチャンネル「キッズライン Kids Line」が2018年10月6日、「不正は一切しておりません」と、ネット上で広まっていた自らへの疑惑を全面的に否定した。
同チャンネルをめぐっては、人気を測る指標の一つである「チャンネル登録者数」を水増ししているのではないか、との憶測がインターネット上で寄せられていた。
登録者660万人
「キッズライン」は小学生の児童2人が出演し、玩具の紹介をメインに配信している。動画の撮影や編集、投稿は両親が担当しているとみられる。
子どもやその親を中心に支持を集め、動画関連事業を手がけるエビリー(東京都港区)が発表した「YouTube2018年上半期ランキング」によれば、同期間に最も登録者数を獲得したのは「キッズライン」の約280万人で、2位の120万人を大きく引き離した。
そして9月中旬、チャンネル登録者数が人気ユーチューバー・ヒカキンさんを超えて660万人(当時)に達すると、ネット上ではこの数字に対する憶測が広がるようになった。
ヒカキンさんら登録者数上位のチャンネルに比べ、(1)登録者数が今年に入って急増している(2)動画1本当たりの平均評価数が少ない(3)低評価率が高い――などの理由で、登録者を業者から購入しているとの憶測がSNSやまとめサイトで流布。グーグルの検索画面に「キッズライン youtube」と入力すると、
「なぜ人気」「おかしい」
などの候補のキーワードが表示されるようになった(10月8日現在)。
その後、キッズラインのチャンネル上では、登録者数と評価数が非公開となった。