元貴乃花親方と1時間にわたって会談したことで波紋を広げている馳浩衆院議員(57)が2018年10月7日朝放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演した。焦点は馳氏が元貴乃花親方に、19年夏の参院選への出馬を打診したかどうかだが、「質問の仕方がよくない」「そういう風に簡単に考える問題ではない」などと曖昧な答えに終始。「改めて話を聞く必要がある」とも話し、擁立に向けて含みを残した。
藤田紀子「何の考えもなしに行っちゃった」
馳氏は、元貴乃花とはもともと仲が良かったと認める一方で、爆笑問題・田中裕二さんからの「いつから親交があったのか」という問いには、「個人的な関係はあまり言わない方がいいと思います」と言葉を濁した。その後も「貴ノ岩の事件のときは相談されましたか?」と問われるも「とくに」と、短く回答するのみだった。
番組には、母・藤田紀子さんも出演。「立候補するとか何も考えてないからこそ、何の考えもなしに行っちゃった」と、元貴乃花の行動に深い意味はないとの見方だ。爆笑問題・太田光さんに「(立候補に)誘われるとかあるんじゃないですか?」と問われた際には、「本人の意思があれば、きっと『できません』とお断わりするでしょうし」と、出馬には否定的だ。
田中さんが馳氏に「そういう話ってのはあったんですか」と聞くと、馳氏は再び「とくに」と回答。しかしすぐに表情を和らげ「質問の仕方がよくない」と田中さんにダメ出し。誤解を招くと思ったのか、馳氏は自分から会談の内容を説明した。
「今までお付き合いのある中で、あんなこともあったね、こんなこともあったねとか。報道見てると参議院選出るとかあるけど、本当に出るの?とか、おそらく収入がなくなるので、どうやって生活していくの?とか、職業として今後なにやっていくの?という話はしました」
「辞めるとなったらいろんな人にお世話になってますから、『仁義』というか、顔をだして『ありがとうございました。今後のことはまた相談します』とか、そういう意味で来られたんだと思いますよ」