「入会信者レベルの自覚もない」
この動画を受けて幸福の科学は10月5日に「『大川宏洋氏のYouTube動画』についての幸福の科学グループ見解」と題した声明文を発表した。冒頭、動画について、
「数多くの事実誤認があるとともに、多数の信者の心を傷つける記述が見られるので、本人に厳重注意・反省を促す」
宏洋氏の立場については「宏洋氏は現在、教団職員として休職中の立場」として動画内の「幸福の科学の職員を辞めています」、「先方も了承している」との発言を虚偽とした。
「『神だと思ったことは一度もありません』も虚偽」として、過去に宏洋氏が行った講和の内容を引用し、「確実に、大川総裁を至高神、主エル・カンターレとして信仰していた」と結論付けた。さらに、
「自身の未熟さ、努力不足を謙虚に反省することができず、処遇に対する不平不満を募らせて、教団を飛び出そうとしているというのが客観的な事実」
「教学不足とリーダーとしての資質のなさ、公私混同ぶりが露呈」
など、ほとんど罵倒同前の批判。
また、大川隆法総裁の長女の大川咲也加氏が後継者であると主張した上で、
「妹である長女に追い越されたことへの嫉妬の表れ」
と結論づけている。
宏洋氏が今回、このような言動を展開した点については、
「一連の虚偽・誹謗中傷をなぜ大川宏洋氏は行うのでしょうか? 恐らく、一種の炎上商法なのでしょうが、この手法は当グループには通じません」
「教団の敵になることでは世間の幅広い支持を得られないことを知るべき」
など「炎上商法」にすぎないと一刀両断。「教団の敵になることで人気が出ることはないことを知るべき」とも主張している。
声明の最後では、
「今回の過ちについて直接、宏洋氏に厳重に注意するとともに、今後、生きるべき正しい道から逸れることがないよう、引き続き厳しく指導を行ってまいります」
と結んでいる。
(J-CASTニュース編集部 大山雄也)