宗教法人「幸福の科学」の大川隆法総裁の長男がユーチューブに投稿した動画が波紋を呼んでいる。
長男の大川宏洋氏は動画内で自身を信者ではないなど教団との関係性を告白。それについて教団が公式サイト上で反論、批判を展開している。
30分近い独白
大川隆法総裁の長男である宏洋氏は2018年8月23日にユーチューバーデビュー。「宏洋の人生ゼンツッパ!!」と題した動画を投稿し、映画の批評を行う動画を公開していた。
初回の動画では自身が教団とは関係のない「宏洋企画室」という会社を立ち上げ、所属タレントを募集していると言及していることがあったが、教団について突っ込んだコメントはそれ以降なかった。
しかし、10月1日に「宏洋の人生ゼンツッパ!! ※炎上注意!!※宏洋は幸福の科学と決別したのか?!」との動画を投稿。かねてから質問が多かったという幸福の科学と自身の関係について話した。すると早速動画の序盤で、
「結論から言うと、宏洋は幸福の科学を辞めています。幸福の科学の職員を辞めています」
と話した。実際、宏洋氏は1月1日にインスタグラムで、1月いつぱいで教団職員を退職すると投稿していた。
宏洋氏は教団に対し辞意を伝えているとコメント。教団の仕事から一切離れているとし、こう強調した。
「幸福の科学とは完全に無関係の状態。宏洋は幸福の科学とは無関係です」
「幸福の科学の信者ではありません。信者ではないんです」
宏洋氏によると幸福の科学に入信する再、「三帰誓願(さんきせいがん)」との儀式を行うそうだが、それを行っていないため信者ではないと主張している。
父である大川隆法総裁については、
「私は大川隆法総裁を信仰していません。彼のことを神だと思ったことは一度もありません」
「彼は私の戸籍上の父親です。それ以上でも以下でもありません」
などと言及。
続いて教団内では大川隆法総裁と考えを合わせなければならない状況に、
「教義の内容に賛同できない部分がある。個人の考えと一致しない部分がある」
「価値観を1つにする必要なんてそもそも無い」
「みんなが同じことを考えて、同じようなことを言う そういう世界って気持ち悪いな」
と批判を展開。さらには「生理的に無理」と突き放した。
その後も自身の今後や清水富美加さん出家に反対したものの総裁に反対されたことがやめる引き金になったことなどを説明した。