787初号機の翼見上げてビールが飲める! 中部国際空港「FLIGHT OF DREAMS」、記者がひと足先に体験

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   最新鋭中型旅客機、ボーイング787型機の最初の試験飛行機を展示する商業施設「FLIGHT OF DREAMS」(フライト・オブ・ドリームズ)」が中部国際空港(愛知県常滑市)で開業するのを前に、報道陣向けの内覧会が2018年10月5日に開かれた。

   ボーイング社の工場がシアトルにあることにちなんで、施設内の店舗はすべて「シアトル仕様」に。787型機の主翼の真下で食事を楽しめる、全国的にも珍しいスポットだ。

  • 「FLIGHT OF DREAMS」(フライト・オブ・ドリームズ)」は10月12日にオープンする
    「FLIGHT OF DREAMS」(フライト・オブ・ドリームズ)」は10月12日にオープンする
  • フードコートエリアでは飛行機を目の前に食事が楽しめる
    フードコートエリアでは飛行機を目の前に食事が楽しめる
  • 1時間に2回、プロジェクションマッピングで彩られる
    1時間に2回、プロジェクションマッピングで彩られる
  • スターバックスの店舗は「特別仕様」。屋根の部分は787型機の翼をイメージした
    スターバックスの店舗は「特別仕様」。屋根の部分は787型機の翼をイメージした
  • 「FLIGHT OF DREAMS」(フライト・オブ・ドリームズ)」は10月12日にオープンする
  • フードコートエリアでは飛行機を目の前に食事が楽しめる
  • 1時間に2回、プロジェクションマッピングで彩られる
  • スターバックスの店舗は「特別仕様」。屋根の部分は787型機の翼をイメージした

備品の35%が中部地区の工場で作られ、中部国際空港から出荷

   787型機の最初の実験機「ZA001」は09年に初飛行。525回以上、1363時間の試験飛行を重ねて、15年にラストフライトとして中部国際空港に飛来した。敷地内で引退生活を送っていたが、今回のオープンで本格的にお披露目されることになった。

   ボーイング787は、主翼をはじめとする部品の約35%を三菱重工、川崎重工、SUBARU(旧・富士重工)の3社が中部地区に持つ工場で製造。工場から船で中部国際空港まで運ばれ、そこからボーイング747型機を改造した専用輸送機「ドリームリフター」で、米シアトルのボーイング社の工場に運び、組み立てられている。こういった経緯から、ボーイング社がZA001を中部国際空港に寄贈し、「里帰り」を果たした。

ボーイング社のオフィシャルショップの米国外で初出店

   施設は、大きく「フライトパーク」と呼ばれる展示エリアと、「シアトルテラス」と呼ばれる商業施設で構成。展示エリアでは、ZA001に入って操縦席を見学できるほか、チームラボによるプロジェクションマッピングを1時間に2回上映。建物の壁と床の境界がなくなったように見え、実際に飛行機が飛んでいるような気分を味わえる。専用のスマホアプリも提供されている。ZA001型機の周りを歩きながら、画面上の飛行機に表示されたパーツの仕組みを学べる。ボーイング社のオフィシャルショップも米国以外では初めて出店。Tシャツやマグカップなど、ボーインググッズが売られている。

   商業エリアには16店舗が入居。スターバックスなどシアトル発祥の企業はもちろん、シアトルで製造された雑貨を販売する店舗など、すべてをシアトル関係でそろえた。特にスタバの店舗は、この施設向けに特別にデザイン。屋根の部分は、787型機の翼をモチーフにした。特にフードコードエリアは、ZA001を目の前にして食事を楽しめる非日常空間。主翼の真下に設けられた席もある。

   一般向けの開業は10月12日。商業エリアは入場無料で、展示エリアは大人1200円、子供は800円の入場料が必要だ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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