2018年10月4日深夜放送のドラマ「ブラックスキャンダル」(読売テレビ)に出演した俳優の袴田吉彦さん(45)について、その役柄と起用方法が実にユニークだったと視聴者の間で話題だ。
同ドラマは、濡れ衣の不倫スキャンダルで芸能界を追放された女優が、自らを陥れた人物たちを次々と罠に陥れ、復讐していくストーリーで、女優の山口紗弥加さん(38)がテレビドラマ初主演。1回目のゲスト出演者として登場した袴田さんは、女性芸能人に枕営業を要求する悪徳テレビプロデューサーを演じていたが、複数のシーンにおいて視聴者から、袴田さん本人の実体験が生かされているとする指摘がネット上に上がったのだ。
「アパ不倫」で大ダメージかと思いきや
当時既婚者だった袴田さんは2017年1月、グラビアアイドルとの不倫を「週刊新潮」に暴露された過去があるが、密会の際に使っていたホテルがビジネスホテルの「アパホテル」であることが同記事で判明。メンバーズカードでポイントを貯めるヘビーユーザーだったことも併せて報じられたため、ネット上では袴田さんの不倫を「アパ不倫」と名付けて揶揄する書き込みが拡散する事態となった。
翻って、今回のドラマには、袴田さん演じる悪徳プロデューサーが、ホテルの一室に女性芸能人を呼び出して枕営業を迫るシーンがあったほか、それらの悪事を世の中に暴露された後、暴露したのは自分であることを告げる山口さん演じる主人公に対し、「アパー!」と断末魔の叫び声を上げるシーンがあった。
このため、視聴者からは「この役に袴田とか悪意しかない(笑)」「吹っ切れた袴田吉彦」など、袴田さんへの称賛の声が殺到。「仕事増えてて結果オーライやん」と、袴田さんをイジりつつ祝福する向きもある。
体当たりの演技には、多くの視聴者がその痛快さに満足したようだ。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)