お笑いタレントの平成ノブシコブシ・吉村崇さん(38)の「神対応」が、ネット上で話題となっている。芸歴18年の吉村さんの実力が明らかになったのだ。
2018年10月3日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では、吉村さんを含む芸人たちが「生中継先に現れたヤバめ素人のさばき方で芸人の力量丸わかり説」を検証した。
「こちら大盛り上がりということでございます」
吉村さんが仕掛けられたのは、目をカッと見開き、カメラに向かってよたよたと前進する男性。無言で右手に角材を持っており、下手に対応すれば何をされるかわからない。「生中継」中に突然現れた不審者に対し、吉村さんは「おーっ?」と驚きを露わにするも、すぐに「いやいやいやいや、素晴らしい。素晴らしい1本釣りでございます。どうされましたか?」と応対。
さらに、「生放送ですよ、お父さん!」と、明るく視聴者と男性に呼び掛ける。強引に撤去させるのではなく、たしなめるように背中を押して男性を後ろに下げ、釣りをしているカップルに話しかけるときは両腕をつかんで自分の背中にくっつけた。
しかし男性は「アーーー」と突然の大声。スタジオからは「怖い」との声があがった。さすがの吉村さんも動揺するかと思いきや、「よーし?!」と、男性の頭をしっかりと抱きかかえた。
吉村「(カップルに向かって)素晴らしいですよ!ねえ、どうですか?楽しいですか?」
男性「アーーー」
吉村「お父さんは楽しんでるね!」
その後も、男性から角材をさりげなく取り上げ、「一旦CMということでこちらで解決しときまーす」と自然に中継を中断。それでもなお、まとわりついてくる男性を映らないようにするために「見てください、月がでてます」と、カメラを誘導した。
「そろそろ終わりですか?もうこちら大盛り上がりということでございます」
松本「パーフェクトやったな。完璧」
吉村さんの対応に、スタジオは拍手の嵐だった。劇団ひとりさんは「吉村、一気に仕事増えると思う」とコメント、ダウンタウンの松本人志さんも「パーフェクトやったな。完璧」と呟いた。
吉村さんの前には、パンサーの尾形貴弘さんとあばれる君が、同様の検証を行われていた。2人はしどろもどろになるばかりで最後までうまく対応できず、吉村さんの「神対応」ぶりが際立った。ツイッターでは、称賛の声があがっている。
「あの状況で笑顔を絶やさなかったノブコブの吉村さん、一瞬で好きになりました。 あんなの出来る男っていい男だよ」
「昨日の水曜日のダウンタウンは吉村のことほんとに見直したわ」
「一般の人に危害が及ばないようにお父さんを抱きしめて、しっかり棒も奪い取った所とか男らしかった!!」