責任転嫁で「ギャラから2万円引くと言われた」 漫画家が世田谷区職員告発、保坂区長が謝罪

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世田谷区議らも、事実関係の確認に動く

   山本さほさんは、時間がないため子供たちへの授業に出たが、今度は終了後に先の担当職員から、「いやー、先ほどは失礼いたしました。もう大丈夫ですのでギャラはお支払いいたします」と言われた。

   不審に思った山本さんは、ダブルブッキングされた漫画喫茶店「まんがの図書館ガリレオ」に行って、店から話を聞くと、山本さんのギャラは元々、区の予算分から店の場所代2万円を引いたものだったことが分かった。店も、朝から貸し切りにして待っていたと困惑していたという。

   こうした状況に、山本さんは、「フリーランスの仕事をなんだと思ってるのでしょうか...」と疑問を投げかけている。

   その後のツイートでも、子供の画材を買いに行ってほしいと言われ、全員分を自腹で買ったと明かした。買い出しのほか、打ち合わせや資料作成でも時間を取られ、「実働4日」だったそうだ。

   山本さんによる告発漫画の投稿は、大きな反響を呼び、10月3日夕現在で7万件以上もリツイートされている。

   お笑いコンビ「ゲオルギー」の吉川きっちょむさん(29)も、山本さんと同じイベントに参加したことをツイッターで明かし、「区役所の人の対応が酷すぎて笑うしかなかったなー」とつぶやいた。先の担当職員は、子供たちの前でお金の話をし始めたり声を荒げたりしたため、会場から離れてもらったという。

   世田谷区議会でも話題になっているようで、上川あや議員が区と山本さん双方から事情を聴いたことをツイッターで明かしたほか、桃野よしふみ議員も関心を示している。

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