「少子化時代にマッチするか」議論を主張
紛糾したのは、そもそも結婚制度とは何か、という話題に差し掛かった時だ。弁護士の本村健太郎氏が、結婚の目的として考えられるのは「繁殖」と「貞操義務」だが、しかし現に男女であっても子どものない夫婦もいることも考えれば、「結婚の本質は『貞操義務』である」とみるべきだ、と指摘する。これに乗る形で、元宮崎県知事の東国原英夫氏が、もし「繁殖」=少子化対策が目的なら一夫多妻という話になる、と極論をぶち、司会のビートたけしさんも「コンドームに税金をかけろ」とボケる。
そんな中に、柴山氏が「だから、逆に言えば――」と口をはさんだ。
「同性婚が自由にできたときに、本当にこの少子化時代にマッチするのかどうか、ということも議論は......」
この発言に、共演者たちがざわついた。女装家のミッツ・マングローブさんが「少子化関係ない! そしたら、高齢者同士の結婚なんて、全然その範囲の外になっちゃう」といえば、俳優の大竹まことさんも「少子化を防ごうとして(同性婚反対を)言ってるわけ?」と質問を投げる。柴山氏は「いやいや、そんなことはないですよ」と否定しつつ、
「同性婚をね、制度化したときに、少子化に拍車がかかるんじゃないか、ということを......」