日刊スポーツの公式ツイッターアカウント「極トラ・プレミアム」が2018年10月3日17時過ぎ、巨人の高橋由伸監督が「今季限りで辞任する」との情報を発信。だが、投稿からわずか数分で、該当のツイートは削除された。
また、西日本新聞(ウェブ版)もほぼ同時刻、「巨人高橋監督が今季限りで辞任」と題したニュース記事を配信。だが、この記事も公開直後に削除され、18時現在は閲覧できない状況となっている。
「誤報なのかフライングなのか」
阪神タイガース情報を専門に伝える「極トラ」アカウントは17時6分、「電撃ニュース!」と切り出し、
「巨人はさきほど会見を開き、今季限りで高橋由伸監督が辞任すると発表しました」
との情報を伝えた。
だが、この投稿は数分で削除。極トラアカウントでは、上記の投稿から7分後に「阪神のことだけツイートします。さきほどツイートは削除します」とする報告ツイートがあった。この投稿も、18時までに削除された。
また、西日本新聞も17時過ぎ、ウェブ版で「巨人高橋監督が今季限りで辞任」と報道。すでに記事は削除されているが、グーグルの検索ページで確認できるキャッシュ(履歴)によれば、この記事には、
「プロ野球巨人の山口寿一オーナー(61)は3日、東京・大手町の球団事務所で取材に応じ、高橋由伸監督が今季限りで辞任す...(編注・以降は確認できず)」
という一文があった。
このように、複数のメディアが辞任を速報し、すぐにツイートや記事を削除する「異常事態」に野球ファンは騒然。ツイッターやネット掲示板には、
「高橋由伸監督辞任って誤報なのかフライングなのかどっちや」
「これ本当なの?フェイクニュースなの?」
との書き込みが出ている。