「有働色」出た番組と徳永アナの「安定感」
両キャスターの初日の印象について、芸能ジャーナリストの佐々木博之氏に話を聞くと、2人とも「上出来といっていい」との評価だった。
有働アナについては、大きな期待が寄せられるプレッシャーもあるなか、
「ちょっとした言いよどみや、CM前の戸惑いといった小さなミスもあったが、リカバリーがうまい。笑顔ですぐに次の展開につなげていて、『有働色』がいい形で出ていた」
と分析。
「(他局の報道ステーションならぬ)有働ステーションと言ってもいいほどだった」
また、他の出演者とのやりとりも自然体で、NHK時代に担当した「あさイチ」の頃の有働ファンもひき付けることができる可能性も感じられた、という。
一方の徳永アナも、「安定感のある」滑り出しをみせた。復帰番組が「古巣」ということもあってか、共演者らとのやりとりは、13年ものブランクを感じさせない滑らかさだった。
「安定感は、(05年の退社)以前からあったわけですが、復帰初日もやはり安定感があり、期待に応えました」
もともと、「おやじファン」を多く抱えていたアナウンサーだったが、復帰後も同様か、それ以上の人気も期待できそうだ、とみる。
ともに10年を超える老舗ニュース番組に、両女性キャスターがどんな新風を吹き込むのか。視聴率バトルも含め、目が離せない展開になりそうだ。