日馬富士の引退相撲は「不自然」
17年10月に起きた暴行傷害事件では、元日馬富士にカラオケのリモコンなどで殴るなどされた貴ノ岩が、同年の九州場所と18年の初場所を全休。幕内から十両に降格することになった(現在は幕内復帰)。
元日馬富士は17年11月に引退表明会見を開いたものの、その場で貴ノ岩に対する直接の謝罪の言葉がなく、当時物議を醸した。同年12月に傷害罪で略式起訴され、鳥取簡易裁判所から略式命令を受けて、年明けに罰金50万円を納付している。
その元日馬富士だが、9月30日、両国国技館で引退相撲・断髪式を実施。土俵入りでは同じモンゴル出身の横綱・白鵬と鶴竜を従え、さらには元朝青龍氏も駆け付けた。観客席には1万人が詰めかける盛大な式となった。
事件の当事者である2人。「加害者」の日馬富士は土俵を去ったものの華々しさを帯び、「被害者」の貴ノ岩は目をかけてくれた師匠と部屋を失った。対照的な結末に疑問を述べた小倉さんの言葉に、ツイッターでは、
「小倉智昭さんは、一般市民の疑念感情を的確に言ってたくれるから頼もしいよね。日馬富士、有終の美で終わり、貴乃花部屋消滅...誰もが疑念する事」
「暴行したんだから引退式は控えるべきだったね 素晴らしい部分ばかりクローズアップされてるけど、暴行は犯罪だからね」
「日馬富士の引退相撲不自然しかありません」
といった声があがっていた。