翁長雄志知事の急逝にともなう沖縄県知事選が2018年9月30日に投開票され、翁長氏を支えた社民・共産や一部の企業人による「オール沖縄」勢力が推す前衆院議員の玉城デニー氏(58)が、前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新、希望推薦=を破って当選を果たした。
報道各社が玉城氏の当選確実を出すと、共産党の小池晃書記局長もツイッターで「勝利万歳!」。その後のツイートで「祝杯」の写真を載せたのだが、それが一部では「幻の泡盛」との評判もある銘柄だった。
現地に行っても入手が難しい
この日、小池氏は品川区長選と品川区議補選の応援に入っていたが、県知事選についても相次いでツイート。21時30分過ぎに
「玉城デニーさん勝利万歳!官邸の猛攻撃はねのけ、翁長知事の遺志を受け継ぎ『辺野古に基地を造らせない』民意は揺るがず。安倍政権は新基地建設を断念し普天間閉鎖撤去をデニー知事と共に米国政府に迫れ」
と玉城氏の当選を祝福し、23時30分頃、
「沖縄の闘いから学ばなければいけないと深く思いを馳せながら、祝杯」
という1文とともに、「泡波」の文字が入った泡盛の瓶の写真を載せた。
この「泡波」は、有人島としては日本最南端にある波照間島で製造され、生産量が非常に少ないことで知られる。100ミリリットルのミニボトルは島内に5か所程度ある売店で入手できるが、2合瓶になると、大半の売店では売り切れだ。運よく在庫があっても1日に1本しか売ってもらえないことが多い。3合瓶以上になると、基本的には島内の民宿でしかお目にかかれないと言っていい。どちらかと言えば、すっきりとした味わいで知られる。
価格はミニボトルが1本310~340円、2合瓶が700円程度だ。