今季限りでの引退を表明した中日ドラゴンズの浅尾拓也投手(33)が2018年9月29日、ナゴヤドームで行われた対阪神戦で最終登板に臨んだ。
引退報道にも「イケメン」の字が躍るほどの浅尾投手だが、今季引退のイケメン野球選手といえばもう1人。ショックを受けているのは野球ファンだけではないようだ。
「浅尾きゅん」
2007年に中日に入団した浅尾投手は、リリーフエースとして活躍。10年、11年には球団初のリーグ2連覇に貢献した。同11年には中継ぎ投手としてプロ野球史上初のMVPに輝いたほか、先発登板のなかった投手としては両リーグ通じて初のゴールデングラブ賞を受賞。17年にはプロ野球史上3人目となる通算200ホールドを記録した。
そして今月26日、ナゴヤドームで今季限りでの現役引退を表明。近年は右肩の故障に悩み、登板試合数も減っていた。通算成績は登板415試合で38勝21敗23セーブ、200ホールド、防御率2.42(26日時点)。
投手としての成績はもちろんだが、特筆すべき点として、球界屈指のイケメンとして人気を集めたことも挙げられる。
色白で端正な顔立ち、182cmのスラッとした高長身はアイドル顔負け。その愛らしいルックスで女性ファンからは「浅尾きゅん」と支持され、男性ファンからも文句なしのイケメン認定をされていた。
引退試合となった29日の阪神戦では9回に3番手として登板し、阪神・中谷将大外野手から空振り三振を奪った。そして連覇を成し遂げた当時の黄金リレーのごとく、岩瀬仁紀投手に継投してマウンドを後にした。試合は4‐0で阪神が勝利した。
「イケメンがどんどん消えていく」
奇しくも、浅尾投手が引退表明した同日、球団から引退が発表されたイケメンがいる。埼玉西武ライオンズの松井稼頭央外野手(42)だ。
プロ入りから25年、現役最年長野手となり、大人の魅力が漂う年になった今もそのかっこよさは変わらない。かつてはメジャーリーグで同時期に活躍したもう1人の松井、「ゴジラ」こと松井秀喜元選手との呼び分けに「かっこいい方」と言われることもあった。
ルックスもさることながら、走攻守すべてそろった華のある選手であったことも確かだ。3度の盗塁王と2度の最多安打を獲得し、1998年にはパ・リーグMVPに選ばれたほか、2002年にはスイッチヒッターとしてプロ野球初となるトリプルスリーを達成した。翌03年にFA権を行使して大リーグ・メッツへ移籍し、日本人内野手として初のメジャーリーガーとなった。
11年に楽天で日本球界へ復帰すると、13年には主将として球団初のリーグ優勝と日本一に貢献した。今季15年ぶりに古巣・西武に復帰したが、今月27日に引退を表明。日米通算成績は2703安打、打率2割8分5厘、233本塁打、1048打点、465盗塁(26日現在)。
そんな球界を代表するイケメン2人の引退に、野球ファンならずともショックを受ける人は多く、
「わたしのイケメン枠が揃って今年で引退か」
「松井稼頭央も、浅尾も引退...イケメンがどんどん消えていく......」
「プロ野球選手の平均顔ランが落ちてしまう事になるくらい2人とも超イケメン」
「イケメン浅尾くんが投げてるとこまた見たかったな...新井さん松井さんもいなくなるし、ますます野球見なくなるなぁ」
「浅尾と松井の引退がつらい...イケメン二人が引退とかその罪は重いです...」
といった声がツイッター上に溢れている。