「ブロックチェーン技術自体に対するイメージも悪化し...」と懸念
テックビューロを率いる朝山氏はNEM財団の理事も務める。コインチェックでNEMが流出した時には、マスコミの取材にも応じ、消失したNEMの行方について解説。日本経済新聞などにも登場していた。ところが、今回、朝山氏は表舞台に姿をみせない。コインチェックの和田晃一良(こういちろう)社長(当時)らが流出後すぐに記者会見したのとは対照的だ。
業界団体ブロックチェーン推進協会(代表理事:平野洋一郎インフォテリア社長)は25日、協会の副代表を務めていた朝山氏が「多大な不安を与えた」との理由で副代表辞任を申し出、承認されたと発表した。協会は今回の流出事件について「テックビューロ内部の安全管理に関する問題だが、ブロックチェーン技術自体に対するイメージも悪化し、社会における信頼構築に時間がかかってしまう恐れがある」と懸念を表明した。
この声を、朝山氏はどう聞くのか。