東京五輪ボランティアの応募フォーム「悪戦苦闘」の声続出 組織委「改定は予定していない」

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都議「この仕組みはさすがに厳しすぎる」

   インターネット上の報告を見ると、ステップ1の最下部で誤って「送信」を押してしまうケースがあるようだ。するとどうなるかと言えば、「~~は必須項目です」と、入力エラーを指摘するポップアップが表示される。黒い背景に、赤・白のバツ印というどこか不気味なカラーリングで、スマートフォンの場合はほぼ横幅いっぱいの大きさ。しかも、未入力の必須項目の数だけポップアップの枠が現れるため、多ければ数十個のポップアップがズラリと縦に並ぶ。これらは1つ1つタップ(クリック)しなければ消えないため、煩雑さが感じられやすいと見られる。

   このような躓きやすい場面が何度か登場するため、ツイッター上では、

「何か、悪質なウィルスにでも感染したかの様なエラー表示ですね...」
「応募の時点ですでに戦いは始まっているのだ(相手はいったい...)」
「あまりに難解。悪戦苦闘」

といった感想が続出。受付開始早々、ネガティブな評判を集めてしまった。

   東京都議の音喜多駿氏も応募フォームについて言及した。27日のブログで、実際にトライしたとして「これは確かに大問題だ......!」として、

「万人単位の人を集めるボランティアフォームで、しかも若年層ばかりが申し込みするわけではないサイトで、この仕組みはさすがに厳しすぎると思います」

との見解。「本件も東京都を通じて私から五輪組織委に改善を提言していく所存です」としている。なお、システム開発を担ったのは、フランスに本社を置く世界的IT企業で、大会公式パートナーのアトス社だ。

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