「転職」の成功率、こうすれば高くなる プロが見てきた「失敗する人」

提供:Spring転職エージェント

不満の原因を見極める

笑顔でインタビューに応じる板倉氏
笑顔でインタビューに応じる板倉氏

   「落とし穴」はまだある。板倉氏によれば、「転職理由に『自己成長したい』『キャリアステップをしていきたい』といった、対外的に良さそうに見えることを挙げる方が多いです。しかし、実際によく話を聞いていくと、待遇・人間関係などで職場に『不満』がある方が少なくないのです」。

「特に初めての転職の時ですが、現状への不満から転職を考える際、気をつけなければいけないのは、『いま抱えている不満は、その職場特有のものなのか、それともどこでも起こり得るものなのか』ということです。そこを冷静に見極めないと、次の職場でまた同じことを不満に思う可能性が非常に高い。

そして、不満の原因が自分自身の中にないか?というのも、ぜひ考えていただきたい点です。例えば、よく聞く不満に、『うちの会社は研修の場を提供してくれない。これでは成長できない』というものです。

不満の原因が『自分』に起因している場合があるからです。面談で職場について質問をすると、不満の原因を他人や職場環境にあるという風に話をされる方がいます。『会社が研修の場を提供してくれない』『上司と合わない』といったものです。

たしかに会社の制度や人間関係に問題がある場合もあります。しかし中には、自分が提案・行動して改善することで解決できたケースも少なからずあります。『自分』に不満の原因がある場合、転職しても同じ不満に出会う場合があり、注意が必要です」
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