天気予報の途中で切り替え、に成功した局も
同じく、「その瞬間」を逃したのは、フジテレビ系の「プライムニュース・イブニング」(16時50分~)。冒頭から、警察署からの「LIVE」映像で入り、その後も断続的に現場「LIVE」映像を織り交ぜながら進行した。17時30分、数秒の間「LIVE」映像が流れ、CMに。明けた33分。吉澤被告が出てくる姿の映像が流れるが、画面上方には「速報」とあり、先ほどまでの「LIVE」の文字はない。アナウンサーも「先ほどですが、吉澤被告が保釈されました」と、「先ほど」の録画映像であることを説明していた。
一方、ドアを出た瞬間は映っていなかったが、ほぼ生中継に成功したと言えるのは、日テレ系の「news every.」(15時50分~)。冒頭は、台風に伴う「寒さ」の話題だったが、その後はやはり断続的に現場生映像を何度も紹介。CM明けの17時31分、映像は、吉澤被告が報道陣に向かって歩き、立ち止まって一礼、音声は聞こえないが、口を動かして何か話している様子を捉えていた。「LIVE」の文字もある。
CM明けでなく、番組放送中に現場への切り替えに成功したのは、テレビ朝日系の「スーパーJチャンネル」(16時50分~)。冒頭から吉澤被告ネタだったが、スタジオ映像と数時間前の署の前の様子の録画映像で、「いきなりLIVE映像」で入るほどの力の入れようではなかった。17時31分、天気予報の途中で急に画面が「LIVE」映像に変わり、ドアから数歩程度の近距離にいる吉澤被告の姿が映り、報道陣がいる左側へ曲がるところも紹介。日テレ系と同じく、一礼、音声は聞こえないが話している様子の「LIVE」放送を行った。
こうした明暗があった各局のLIVE放送。ツイッターでは、
「吉澤ひとみ保釈。なんとフジとTBSはCM中に保釈」
「Nスタ、ずっと吉澤ひとみのことやってたのに肝心な時にCM」
と、生中継が「肩透かし」に終わったことを皮肉る声も出ていた。
「テレ朝ツイとるな」
と、放送中の切り替えがうまくいったテレビ朝日に触れるツイートもあった。