八角理事長は会見に出てくるか
協会が大きな動きを見せない中、協会内部から疑問の声が上がる一方で、ファンからも疑問、不満の声が噴出している。
貴乃花親方が退職の意向を表明して以来、日本相撲協会の公式ツイッターに協会を批判する書き込みが続出している。貴乃花親方が告白した内容を受け、「いじめ」や「パワハラ」との書き込みが殺到し、「相撲協会は真実を話せ」、「なぜ八角理事長が出てこないの」、「隠蔽体質の相撲協会さん」、「八角早く会見して、辞任してほしい」など、協会トップに対する批判も後を絶たない。
この日行われた理事会に先立って貴乃花親方の代理人である石原修弁護士が協会を訪れ、貴乃花部屋に所属する10人の力士が千賀ノ浦部屋へ転籍するための書類を提出。午後1時から始まった理事会では、貴乃花親方の退職、弟子たちの転籍に関する決定事項はなかったという。
10月1日の臨時理事会で貴乃花親方の去就と弟子たちの転籍に関する話し合いが行われる予定で、書類上の不備がなければ貴乃花親方の退職が正式に認められそうだ。現在のところ臨時理事会後に八角理事長が会見の場に姿を見せるのかは不明だが、一代年寄の退職を発表する会見に協会トップの姿がなかったとすれば、世間の目はどう判断するのだろうか。