「私、別に協会寄りでも何でもなく...」
古市氏の今回の質問に対し、横野氏は
「そんなこと思うわけないじゃないですか」
と笑いながら否定し、協会に残ってほしいと思っていた、と説明した。2人のやりとりは続く。相撲協会が「一門に所属しないといけない」と申し合わせたことについて、横野氏が「急いでいるのかな、という印象を持っている」と否定的な見解を示すと、古市氏は
「横野さんでさえも、嫌がらせに見えた?」
と、「さえも」と強調する表現を使って問いただした。横野氏が苦笑いを浮かべながら
「そうですね。私、別に協会寄りでも何でもなく...」
と答えている途中で、古市氏は
「(協会の)代弁者じゃないんですか?」
と追加質問。横野氏は
「はい。ない。協会からお金もらっているわけでもないので」
と否定した。古市は「ふふ」と軽く笑い声をもらしながら聞いていた。このやりとりの間、2人にはさまれていた花田氏と司会の山﨑夕貴アナは、無表情で話を聞いていた。もっとも、横野氏は
「貴乃花親方の行動でいけないなと思ったこともあるけど、今回に関しては協会も急ぎすぎた」
「貴乃花親方も折れないところもあったりして、突っ張りすぎた両者が招いてしまった不幸」
と、協会への苦言と並列ながら、貴乃花の姿勢へ釘を刺すことも忘れなかった。