V3広島、黄金期にきざす不安 「暗黒FA」再来は防げるのか

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   プロ野球の広島は2018年9月26日、地元マツダスタジアムでヤクルトに10-0で大勝し、球団史上初のリーグ3連覇を達成した。

   今季リーグトップの15勝のエース大瀬良大地投手を中心とし安定感抜群の投手陣と、3人の3割打者が揃った打撃陣がかみ合い、2位ヤクルトに9.5ゲーム差を付けてのリーグ優勝。広島の黄金期を強く印象付け、1984年以来の日本一にファンから大きな期待が寄せられる中、チームは大きな苦悩を抱えてCSに臨む。

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今オフ以降、FA権を取得する6人の主力選手

   1979年、80年と日本一に輝いた時代を広島の第1次黄金期とすれば、現在が第2次黄金期となるだろう。丸佳浩、鈴木誠也、松山竜平の3割打者を擁する強力打線は、ミスターカープ山本浩二氏、衣笠祥雄氏らを擁した第1次黄金期の打線と決して引けを取らない。まさに絶頂期にある広島だが、今オフ以降、主力選手のFA権取得が想定され、チーム編成の見直しが急務となる。

   今オフに国内FA権を取得する主力選手は、丸と松山の2人。打線の主軸を担う丸は、9月27日現在、38本塁打で筒香嘉智(DeNA)と並んでリーグトップ。出塁率.482は、リーグトップで、打率.324、95打点をマークしている。一方の松山も打率3割超えの72打点と、広島強力打線を支えるひとりだ。

   さらに2019年シーズン後は、投打にわたる主力4選手のFA権取得が想定される。このまま順当にいけば、野村祐輔、今村猛の2投手、曾澤翼、菊池涼介がFA権を取得する。広島のFAの歴史を振り返ってみると、第2次黄金期を支えているメンバーの大量離脱の可能性は十分にある。

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