貴闘力が「理事全員」の前で受けた圧力 子供引き合いに出され「静かにしとけ」

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「退職している人の発言に、見解は言わない」

   すると、スタジオは騒然となり、「それはすごく問題」と出演者から声が上がった。

   貴闘力さんは、そのまま話を続け、2010年に野球賭博問題で解雇されたときのことをこう暴露したのだ。

「だって、正直な話、俺がクビになるときに、理事全員いる前で、『お前、協会に不利益になること言ったら、子供が相撲取りに入るんだから、お前ちゃんと静かにしとけよ』って言われて、それで今までずっと、あんまり言わないで、ずっと我慢してたんですよ」

   この発言には、加藤浩次さんも、「今日、ちょっと言っちゃったということですね」と目を丸くしていた。

   貴闘力さんによると、相撲協会が貴乃花親方に圧力をかけるというのは日常茶飯事だったという。現役時代に貴乃花親方にやり込められ、立場が逆転したら貴乃花親方をやり込めるケースも多いともいう。

   貴闘力さんは、「自分は貴乃花の考えの方が正しいと思ったから、一緒に着いて行った」と告白した。そして、国会議員になって協会と戦うようアドバイスもしたが、貴乃花親方には一蹴されたとも明かした。

   相撲協会は、貴乃花親方に圧力をかけたことは会見で否定したが、貴闘力さんの場合はどうなのか。

   協会の広報部にJ-CASTニュースが26日に取材すると、「そもそも番組は拝見していませんし、退職している人の発言に見解を述べることは致しません」と担当者が答えた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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