「使ってくださることが、一番の喜びでした」
それでも浅尾投手本人は、今回の引退会見で当時の起用について、
「試合数の多さのことよりも、自分を信用して、使ってくださることが、一番の喜びでした」
と振り返っており、後悔していない様子だった。どんな起用法・コンディションでも不平を言わずに投げ続けた姿に心打たれたファンも多く、ツイッターでも
「酷使してしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、あの黄金期は浅尾無しでは成立しなかった」
といった声があふれた。
一方、その浅尾投手ともにドラゴンズ黄金期の「勝利の方程式」を担った岩瀬仁紀投手(43)は、12球団現役最年長ながら今年も1軍で活躍し、9月25日現在、前人未踏の1000試合登板まであと1試合に迫っている。1999年の入団以来ずっと中継ぎや抑えで活躍し続けた鉄腕ぶりに、ネットでは
「まさか浅尾の方が岩瀬より先に引退だなんて」
「改めて岩瀬の息の長さに驚く」
と、入れ替わりの激しいポジションでの岩瀬投手の息の長さに驚嘆する声もあがった。その岩瀬投手も一部メディアで今季限りでの引退が報じられており、去就が注目されている。