声優の明坂聡美さんが2018年9月26日、飼い猫の写真が無断で使用されたとして、ツイッターで「胸糞悪い」と怒りを露わにした。
明坂さんの猫が「吐血」をしているように写真を勝手に加工した上で、それを自身のYouTube動画のサムネイルに使うユーザーがいたというのだ。これにはネット上でも、「あまりにも酷い」「怒って当然」など明坂さんに同情する声が広がっている。
「怒られたら差し替えたいと思います」
騒動の発端となったのは、YouTubeに楽器の演奏動画などをアップしているツイッターユーザーの投稿だ。25日昼、明坂さんに直接リプライ(返信)する形で、
「とても気に入った画像だったので(編注・YouTubeにアップした)私の曲のサムネに使用させて頂きました。明坂さんに怒られたら差し替えたいと思います」
と本人に伝えたのだ。
この投稿には、明坂さんが8月にツイッターで公開していた飼い猫の写真を、勝手に加工した画像が添えられていた。寝転がる猫の口先あたりに、大量の赤い血を描き足したものだ。さらに画像の下部には、
「猫は死んでいません。演出上の加工です」
と書かれたテロップも加えられていた。
つまりこのユーザーは、明坂さんの飼い猫の写真を上記のように加工した画像を、自身のYouTube動画のサムネイルに使ったことを、わざわざ本人にリプライで報告したというワケだ。
これに憤りを露わにしたのが明坂さんだ。26日未明のツイートで、先のリプライの内容を引用しながら、
「我が子を無断で使用・加工されて、血まで吐かれてるのを許可する人間なんていると思いますか?」
とバッサリ切り捨てたのだ。
「よりによって大切なうちの家族を...」
続く投稿では、ツイッターに投稿した写真などの「転載」を許可していない旨はプロフィールにも記載しているとして、
「ごく当たり前の事を理解出来ない人はなんなんだろう」
と皮肉気に一言。「リプで確認すればいいじゃないんだよ。作る前に権利は確認するものだし、私に直接ではなくて事務所に確認すべきだ」とした上で、
「よりによって大切なうちの家族を使ってるし。胸糞悪い」
と怒りを爆発させていた。
こうした明坂さんの一連のツイートには、フォロワーらから、
「これはすごく腹立たしい あまりにも酷い」
「有名人云々関係なく人のペットを加工して吐血させてる画像を作ってそれを本人に送るのは本当におかしい」
「愛する家族を無断で使用された上にあの表現...当然のお怒りだと思います」
といった同情の声が相次いで寄せられている。
なお、発端のリプライを送ったユーザーは、明坂さんの怒りの投稿を受けてか、26日朝までに投稿を削除。また、加工した画像を使っていたYouTube動画のサムネイルも、すでに変更されている。