2020年東京五輪への出場条件とは
2年後、東京でウッズを見ることが出来るだろうか。ゴルフの米国代表として東京五輪に出場するには、世界ランキングをベースにした五輪ランキングで上位60位に入らなければならない。代表選出条件の詳細はまだ明らかになっていないが、2016年リオ五輪とほぼ同様のものとされる。リオ五輪のものと照らし合わせると、2020年7月時点の世界ランキング15位以内に入っている選手であれば、各国最大4人まで出場出来る。世界ランキング16位以下の選手の場合、有資格者を含め、1カ国2人を上限とする。
今年のはじめ656位だった世界ランキングも現在13位で上昇。ただ、上位15位までにウッズを含め9人の米国選手がひしめき合い、ウッズは9人中7位。米国は世界で最も過酷な代表争いとされるだけに、2年間、体調とランキングをキープし続けるのは至難の業だ。
次週は2年に1度行われる「ライダーカップ」への米国代表として参戦が決定している。サッカーのW杯、オリンピックに次いで世界で3番目に観戦人口が多いとされる大会に3大会ぶりに復帰を果たす。今年初めに選手としてではなく、プレーをしない副キャプテンとしての参加を打診されたが、今シーズンの活躍が認められ、今回キャプテン推薦で選手として参加することになった。
周囲も認めるウッズの完全復活。米国代表として新たなキャリアを積むことで2年後の東京五輪にまた一歩近付く。44歳が東京五輪の舞台に立つのも決して夢物語ではなさそうだ。