「貴乃花親方を残すような道を」
貴乃花親方は2月の理事選に落選すると、6つ目の一門として10年に自ら立ち上げていた「貴乃花一門」を離脱し、無所属となった。これに伴い貴乃花一門の名前は消滅し、所属していた親方衆は、阿武松理事が中心の「阿武松グループ」として活動していた。
一方、協会理事会では7月、すべての親方は5つの一門(出羽海、二所ノ関、高砂、時津風、伊勢ケ浜)のいずれかに所属することを決定。所属を決める期限は理事会が開かれる9月27日となっており、無所属ならば協会員資格を剥奪される可能性もある。貴乃花親方はかつて「貴の乱」で二所ノ関一門を飛び出した経緯がある。今の5つの一門に入る見込みは大きくない。
ただ、志らくさんは上記の言葉に続き、
「今までの横綱としての実績や、協会を変えようとした行動力を考えたら、貴乃花親方を残すような道を示してあげないといけないと、私は思います」
と、貴乃花親方を何らかの形で相撲界に残すべきという考えを述べていた。