批評性の高いアート作品との声も
だれが書いたものかは不明だが、今回の落書きはツイッター上で画像が拡散しており、「あのヘイト本」については「新潮45」を指していると見る向きが強い。反応はさまざまで、
「落書きの真髄を見た」
「このレスポンスの早さ見習いたいなぁ」
「一瞬、バンクシーを思い出した。犯罪なんだろうけど、センスがある。したらダメなんだけどね」
などと一定の評価を示す声もあれば、
「間違い無く...器物破損で犯罪だね...」
「出版物に対する抗議は、同じく文章でやるべき。ヘイトに対抗するからと言って、犯罪を犯すべきでは無い」
などと「器物損壊罪」として非難する声、
「落書きは違法行為だけど、ここまでなってしまった事を新潮社は全社あげて真摯に反省すべき」
と問題視した上で、行為の「発端」を作った新潮社に意見する声などが寄せられている。
作家・演出家で早稲田大学教授の宮沢章夫さんは24日、ツイッターで次のようにコメントした。
「僕を担当してくれる新潮社の編集者を僕は信頼している。彼らに多くのことを教えられた。その上で、この看板について言えば、批評性の高いアート作品として面いと言わざるをえない」(原文ママ)