27年ぶりに基準地価が上昇 来2019年に起きるコト

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

東京・銀座の地価の過熱感を指摘する声も

   今回の基準地価について、不動産協会の菰田正信理事長(三井不動産社長)は「全国平均で27年ぶりに下落から上昇に転じ、地方圏では下落幅が引き続き縮小した。デフレ脱却への道筋を確実に進む中、経済の好循環が着実に回りつつあることが地価に反映された」などとコメント。アベノミクスが地価に与えた影響を評価した。

   今回の地価の回復は、景気回復や株価上昇、低金利の継続による資金調達環境の良さ、訪日外国人旅行者の増加などが背景にある。気になるのは金融緩和によるバブルの再来だ。全国最高地点となった東京中央区銀座2の「明治屋銀座ビル」は1平方メートル当たり4190万円とバブル期のピークを2年連続で更新した。国交省は「かつてのバブルは地価上昇を見込んだ転売が目的だったが、その動きは見られない。地価は実需に基づき上昇している」と話すが、市場では銀座の地価の過熱感を指摘する声もある。

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