引退回避へ「マジック1」 稀勢の里、それでもピンチまだ続く

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歴代横綱の引き際は

   年6場所制となった1958年以降、場所中に引退した横綱は18人。この中で、大乃国(4勝5敗)と貴乃花(4勝4敗1休場)の9日目での引退が最長で、10日目以降に引退した横綱はいない。半分以上の横綱が5日目以内に引退しており、このデータから見ても分かる通り、歴代の横綱は、優勝争いに絡めず、2ケタ勝利が見えなくなった時点で自ら土俵を降りている。

   13日目は横綱白鵬(宮城野)との対戦が決まっており、14日目は横綱鶴竜(井筒)、そして千秋楽は大関豪栄道(境川)との取組が予想される。優勝争いの渦中にいる大関、横綱との3連戦で、少なくともあと1勝を挙げなくてはならない。現実的に厳しい状況であることは変わりない。背水の陣で臨む手負いの横綱に「引退」の2文字が重くのしかかる。

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